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中国製冷凍ギョーザ中毒事件に絡み、中国外務省は6日、報道官談話を発表、製造元の「天洋食品」(河北省)が事件後に回収したギョーザが中国国内で流通し、6月中旬、有機リン系殺虫剤メタミドホスによる被害が出ていたことを初めて公式に認めた。
「中国国内で同社製品にメタミドホスが混入した可能性は極めて低い」とする従来の主張を転換する内容。
これを受け警察庁は北京五輪閉幕後にも、中国で中毒を引き起こしたギョーザの鑑定結果など捜査状況の説明を求め、日本の事件との関連性を確認する方針だ。
【北京=牧野田亨】この日の談話は「中国政府はこれを極めて重視し、公安部門が全力で捜査中」とした。日本の報道を受けた迅速な対応で、事件解決に前向きな姿勢を示す狙いがあるとみられる。回収したギョーザが流出した経緯や被害者の人数、被害状況は明らかにしていない。
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外務省の兒玉和夫外務報道官は6日の記者会見で、在北京日本大使館を通じ、事実関係を中国外務省に確認できたとしたうえで、中国側が〈1〉日本の事件との関連性も含め、引き続き捜査する必要がある〈2〉公安当局が捜査を展開している――と説明したことを明らかにした。町村官房長官も同日夕の記者会見で、8日の北京五輪開会式に合わせて行われる日中首脳会談で、この事件が取り上げられる見通しを示した。
この事件を巡って、警察庁と中国公安省の公式協議は4月9日以降、中断していた。中国側が先月の北海道洞爺湖サミット前になって、この情報を伝えてきたのは、サミットでの日中首脳会談を意識したものと言える。ただ、「積極的に捜査している様子はうかがえない」(日中関係筋)との指摘もあり、全容の解明につながるかどうかは不透明だ。