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2008年8月21日8時12分
マドリードのバラハス国際空港で20日、煙を上げるスパンエアー機の周囲や上空を、緊急車両やヘリコプターが囲んだ=ロイター
マドリードの空港で20日、クレーンでつり上げられる事故機の一部=AP

【マドリード=国末憲人】マドリードのバラハス国際空港で20日午後2時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、スペインの航空会社「スパンエアー」の旅客機が離陸に失敗し、滑走路を外れて炎上する事故があった。スペイン政府によると、乗員乗客172人のうち153人が死亡、19人が負傷した。マドリードの日本大使館によると、日本人乗客は確認されていない。
事故機はMD82型で、大西洋のスペイン領カナリア諸島ラスパルマスに向かう予定だった。エルムンド紙(電子版)によると離陸途中で左エンジンから出火したという。離陸後、ただちに緊急着陸を試みたが失敗した可能性がある。滑走路を外れ、機体が二つに裂けた後、火に包まれたという。
事故機は技術的な理由で出発が約1時間遅れていた。事故当時の空港の天候は良好だった。スペイン政府はテロの可能性を否定。事故機は製造15年を経ており、昨年末以降に点検を済ませていたという。
スパンエアーはスペインでイベリア航空に次ぐ第2の航空会社で、北欧を拠点とするスカンジナビア航空の子会社。地中海のスペイン・マジョルカ島に本社を置き、国内を中心に欧州各地に定期便路線を展開するほか、北米や中南米との路線もある。