IBMは、IBM Researchが制作した世界最小の映画「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」を公開したと発表した。
ギネス世界記録にも認定された世界最小の映画「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」をYouTubeで公開した。映画は、IBMが発明した、原子の表面を1億倍超に拡大して観察できる技術「STM」(scanning tunneling microscope: 走査型トンネル顕微鏡)を使い、世界最小の素子である原子を動かし、242コマの静止画から制作した。
映画「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」は、登場人物のAtomが、1個の原子と仲良くなり、踊ったりキャッチボールをするなどして、旅をするストーリーとなっている。
IBMによれば、今回の映画制作技術が商用化されれば、現在までの映画すべてを、指のつめ程度の大きさのデバイスに記録することができるようになるという。