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今週の米株市場は過去最高値うかがう展開も、決算発表相次ぐ
2013年 02月 4日 08:59
[ニューヨーク 13-2-3日 ロイター] 今週の米国株式市場は決算発表が相次ぐ中で、株式市場のセンチメント改善を背景に過去最高値をうかがう展開になる可能性がある。
S&P総合500種指数.SPXは、2007年10月につけた過去最高値まであと4%に迫っている。
今週は米損害保険大手オールステート(ALL.N: 株価, 企業情報, レポート)や米ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(HIG.N: 株価, 企業情報, レポート)、米娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N: 株価, 企業情報, レポート)、コカ・コーラ・エンタープライズ(CCE.N: 株価, 企業情報, レポート)、米ビザ(V.N: 株価, 企業情報, レポート)などが決算発表を行う。
現在の株式市場では、債券から株式へ資金がシフトする「グレート・ロテーション」の流れが市場を活気づかせる原動力としてもてはやされている。これは、これまでの数週間の資金の流れが根拠となっているものだが、1月としては異例とは言い難い。
投資家は今年に入って4週間で株式に207億ドルをつぎ込んだ。
季節的な要因で株式市場が活気づくのが1月で、資金の流れを比較すると、この1月も例外ではない。2011年1月は株式投信に239億ドルの資金が流入。2006年は286億ドルだったが、これらはその後の大量の資金流入を予見させるものではなかった。
2006年は株式市場が13%以上上昇したのに対し、2011年は横ばいだった。
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