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米国株式市場は下落、マイクロソフトの売りが重し
2012年 11月 14日 07:41 JST
[ニューヨーク 13日 ロイター] 11-13日の米国株式市場は下落して終了した。前日「ウィンドウズ」部門トップの退職を発表したマイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)が売られ、相場全体の重しとなった。
ただ、ホームセンター大手ホーム・デポ(HD.N: 株価, 企業情報, レポート)が通年業績見通しを引き上げたことで、小売株の一角に買いが入った。
ダウ工業株30種.DJIは58.90ドル(0.46%)安の1万2756.18ドル。
ナスダック総合指数.IXICは20.37ポイント(0.70%)安の2883.89。
S&P総合500種.SPXは5.50ポイント(0.40%)安の1374.53。
マイクロソフトは前日、「ウィンドウズ」部門トップのスティーブン・シノフスキー氏が同日付で退職すると発表。これが嫌気され、3.2%安の27.09ドルでこの日の取引を終えた。
S&Pハイテク株指数が0.8%低下するなど、この日はハイテク株が相場全体の重しとなった。
ホーム・デポがこの日に発表した第3・四半期(10月28日終了)決算は米住宅市場の改善が追い風となり利益が予想を上回った。通年業績見通しの引き上げとともに好感され、2.7%高の63.38ドルで終了。終値としては約12年ぶりの高値となる。
AKスチール(AKS.N: 株価, 企業情報, レポート)17.6%と急落。第4・四半期の赤字がアナリスト予想を上回るとの見通しを明らかにしたことが嫌気された。
フィラデルフィア・トラストの最高投資責任者(CIO)、リチャード・シシェル氏は、ホーム・デポの決算発表と業績見通し引き上げは好感を持って受け止められ、当初の株価上昇の要因となったと指摘。
ただ「マイクロソフト(の売り)でこれがいくらか損なわれたうえ、『財政の崖』問題に対する懸念でさらに損なわれた」との見方を示した。
ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約62億株と、前年11月の1日平均の73億3000万株を下回った。
騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所とナスダック市場で、ともに約1対2となった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル).DJI
終値 12756.18(‐58.90)
前営業日終値 12815.08(‐ 0.31)
ナスダック総合.IXIC
終値 2883.89(‐20.37)
前営業日終値 2904.26( N/A )
S&P総合500種.SPX
終値 1374.53(‐5.50)
前営業日終値 1380.03(+0.18)
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